ご挨拶

樋之津淳子(札幌市立大学看護学部)

 平成21年度第17回看護人間工学部会の総会において部会長に任ぜられました、樋之津です。西田前部会長は2年間にわたり、部会活動を確固としたものに定着させた一方で、日本人間工学会の1部会として重要な責務にご尽力頂きました。これらのことを役員の皆様とともに引き継ぎ、しっかりと部会長としての任を果たしたいと思います。

 本部会の目的は、人間の安楽性や安全性を考慮した的確なケアを実践するための看護における諸問題を解決するべく、人体計測、人体機能などに関する評価方法を検討し、より安全で安楽な看護技術を提供できるように、研究を進展、蓄積していくことであります。部会長として研究会会長のご支援のもと、これまで以上に楽しく有意義な部会活動をすすめていけますよう努力していきたいと存じます。また、看護系大学が180校を越え、継続して大学院開設がなされている今日に至っては、若手人材の育成も急務の状況にあり、本部会が学部並びに大学院教育・研究に果たす意義も大きいと推測されます。

 今後とも、日本人間工学会の部会として本会の発展の一助となるべく、会員の皆様、今期の役員の皆様には多大なご支援ご協力を賜りますようにお願い致します。約140名の看護人間工学部会の会員の皆様のご活躍とご健康をお祈りしましてご挨拶とさせて頂きます。