看護人間工学会誌投稿規定(2024年9月5日更新)


趣旨

学会の機関誌として「看護人間工学会誌」(Journal of Japanese Nursing Ergonomics Society: JJNErS)は看護及び人間工学における関連分野の研究成果を発表する学術雑誌であり、同時に研究者間の情報交換の役割を持つ。年1回以上発行される。

投稿条件

著者のうち少なくとも1名は、本学会員であることを要する。投稿する内容は、他誌に発表していないもの(学位論文などの機関リポジトリでの公開を含む)に限り、多重投稿は認めない。

原稿区分と校閲

原稿の種類は、原著論文、研究報告、短報、実践報告(事例報告を含む)、資料、寄稿などで、看護および人間工学の発展に寄与するものとする。
原著論文、研究報告、短報については、査読(ピアレビュー)を経て編集委員会が採否を決定する。寄稿などについては、編集委員会が必要に応じて字句の訂正などを行う。このとき、著者に改稿を求める場合があり、内容によっては受理しないこともある。
いずれの区分も、原則として著者の校正は、初校(最初の修正)のみとする。
原著:独創性や新規性、もしくは有用性の面で優れた完成度の高い論文
研究報告:原著ほどではないが、研究成果に意義があると認められる論文
短報:新規性をもち、早く発表する価値がある論文。短報として掲載された内容は、のちに原著として投稿することができるが、研究背景(目的)、方法、結果などを簡明に記述する必要がある。
実践報告(事例報告含):人間工学の視点で看護技術に関する実践や事例、用具の適用例を記述し、看護の実践に有益な論文
資料:人間工学の視点で、看護技術等に関する調査、統計、実験などで資料とする価値のある論文

執筆要領

文書作成にはワープロソフト(原則としてMS-Word)を使用し、そのまま印刷できる形式で投稿する。必要な章立てで構成し、いずれの原稿区分でも図表と引用文献を含めて6ページ以内とする(スタイルや記載ルールについての詳細は、学会ウェブページに掲載されている)。
研究内容によっては、倫理や利益相反についての開示を必要とする。また、他の著作物を引用する場合は、投稿時に委譲に関する同意を得ておくものとする。

送付方法

投稿はメール添付で、随時受け付ける。投稿する場合は、オリジナル原稿のPDFファイルと、著者が特定できる箇所を削除した原稿のPDFファイルの両方を所定のアドレスに送信する。
※ 1週間以内に編集委員会から受領連絡がない場合は、問い合わせをする。

送付先・問い合わせ先

〒663-8558
兵庫県西宮市池開町6-46
武庫川女子大学看護学部
TEL:0798-47-1212(代表)
E-Mail:tokusige@mukogawa-u.ac.jp

掲載料と別刷り

印刷(6ページまで)に要する費用として、1論文につき規定の掲載料(1編につき10,000円)を支払う。また、これを超過する分についても、規定の費用(1頁につき3,000円)を納める必要がある。
写真のカラー印刷等の特殊な印刷や編集を必要とする場合については、実費を著者の負担とする。
掲載論文の別刷りは、1論文につき20部まで無料とする。それ以上の部数を希望する場合は、実費を徴収する。

論文の採否と掲載順序

論文の採否は、査読者の意見を参考にして編集委員会で決定する。掲載の順序は原則として掲載許可順とする。

出版権など

本誌に掲載された論文の出版権は、看護人間工学会に帰属する。他誌および書籍へ図表を転載する場合には、書面でその旨を編集委員会に申請し、許可を得なければならない。
掲載が決まった場合は、編集委員会から発送される著作権譲渡同意書に、著者の全員が自署後にPDF化し、メールに添付して返送する必要がある。なお、掲載論文のメタデータ(抄録を含む)は、医学中央雑誌データベースに収録される。

 

2019年9月25日 制定
2021年1月20日改正
2021年11月15日改正
2023年9月16日改正
2024年9月5日改正

 


【原稿の書き方】

章立て

原稿(原著論文、研究報告、短報)は「表題と著者名」「要旨」「キーワード」「緒言(はじめに)」「方法」「結果」「考察」「参考文献」の順で構成する。寄稿他の章立ても、論文に準ずる。章には1,2,3… の番号をつけ、各章の節には1.1 , 1.2, 1.3… のように番号をつける。箇条書きや参考文献については、ローマ字表記や囲み文字を使用せず、(1),(2),(3)…などの機種依存(①,②など)でない形式を用いる。

文書スタイル

本文の文字サイズは11pt、フォントは和文MS明朝、英数字Centuryを基準とし、章や節のフォントはMSゴシックの太字にする。常用漢字、アラビア数字、SI単位系を用いることを原則とする。必要に応じてギリシャ文字(μ)や数学記号(Д:キリル文字 デー)を使用することができるが、機種依存文字(㌖など)は使用できない。句読点については(「。」「、」)もしくは(「.」「,」)とするが、混在はさせない。

レイアウト

原稿の余白については、上30mm、左右下それぞれ25mmと定め、「緒言」以降は2段組とする。各ページの右下にページ番号を付与する。

図表

図表には必ず題名(もしくは題名+コメント)をつけること。題名の配置は、図が下部、表が上部とする。図表が複数に渡る場合は、それぞれ通し番号を付与する。文章中で引用する場所を考慮してレイアウトする。なお、図表に枠線は入れないこと。出版済みの図表を用いるときは、所定の書式で承諾書(ダウンロード)を作成して編集部に提示すること。

文献の引用

文献を引用するときは、本文中の引用箇所に文献番号を記載し、引用した順に「引用文献」の章に記すこと。形式については、次の通りとする。

【雑誌の場合】著者名:題名, 雑誌名, 巻号, ページ, 西暦 の順
1) 玉川京子他:高齢者スプーンの力学的考察, 介護と人間工学, 54(2), 12-18, 2018.

【雑誌Onlineの場合】雑誌の書式で記載し、末尾にURLを付加する。なおDOIが存在するときは、URLではなくDOIコードを付加すること。
2) 玉川京子他:高齢者スプーンの ….. 2018. DOI:xx.xxxx/xxxxxxxxx

【書籍の場合】著者名:「書名」, 発行所, 西暦 の順
3) 墨田雅文(編):「安全なバス・トイレタリーとセンサー」, マネジメント出版, 2017.

【一部を引用する場合】著者名, 章のタイトル, 本の著者名, 「書名」, 発行所, ページ, 西暦 の順
4) 横山 薫:湯温センサーの課題, 墨田雅文(編),「安全なバス・トイレタリーとセンサー」, マネジメント出版, 58-62, 2017.

【ウェブページを引用する場合】サイト名, URL(検索日)の順
5) 厚生労働省(2014):平成24年度特定健康診査. http://www.mhlw.go.jp/…./info03_h24_00.pdf(2015年3月3日)


*投稿の際には別紙の投稿用チェックリストを記載して、原稿とともに添付してください。

執筆要領、投稿論文チェックリストおよび利益相反(COI)自己申告書については、下のPDFファイルをご覧ください。